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「G3DT - Q700 生体間移植」レポート (1/5)

タイトルと見てピンと来た人には説明不要だと思いますが、そうでない方の方が遥かに多いかと思いますので、簡単にご説明します... 古い Apple の コンピューターの匡体に、ちょっと新しいやつの中身を移植した、その改造を紹介した内容となっています。何故にそのような事をするのか?... コンパクトで、しかもかっこ良いマシンを快適に使いたいから。(改造したかっただけのような気も。 ^_^; ) そう、これがメタルマートのウェブショップのサイト管理を行うメインマシンとなるのだ。

古い方の Macintosh は 1991年10月に発売された Quadra700(クアドラ700)で、これは 2002年2月22日に、知人から譲り受けました。ちょっと新しい方の Macintosh は 1997年12月に発売された初代 PowerMacG3 で、これは仕事の都合で必要に迫られて 2002年6月10日に近所の中古屋で 25,000円で購入しました。


Quadra700 G3DT
− Quadra700 − − G3DT −

Quadra700 は年数を経ているだけあり、綺麗ではありましたが、その焼け具合から少々古臭い雰囲気となっていたので、市販されている塗料の中でメタルマートのイメージカラーに近い色の缶スプレーで塗装しました。また、6色リンゴマークは、一旦外し、縁の段差を落として地が出るまで磨きあげ、クリアーを吹きました。(アルミ製でした。)


Quadra700 BlueMac Apple mark       

手を加える前に、まずは両方をよく観察するところから。随分大きさが違う事が分かります。メディアのドライブが片方はフロッピーのみなのに対し、片方はそれに加え CD-ROM と、ZIP (or MO or etc...) も搭載できるからなぁ。


全面 側面

移植するに際して一番のポイントは、後側、I/O ポート部分。一致しているところは全く無い感じ。これを合わせるのはなかなか大変そう... (G3DT 下側、中心よりちょっと右寄りについているのはモニター接続用の変換コネクターです。)


背面

次に内部を見てみます。Quadra700 は上面の蓋を取り外すと、電源ボックス、フロッピードライブ、ロジックボードが見えます。G3DT はカバーを外した状態では 電源ボックスと CD ドライブしか見えません。


Quadra700 内部       G3DT 内部

Quadra700 は、姿もさることながら、内部のアセンブル方法が実によくできていて、ネジ1本を外すだけで、全てのパーツが外せてしまいます。パーツの固定方法だけでなく、例えば、電源なんかは接続ケーブルが無く、匡体にセットするとロジックボード上のコネクターに電源側コネクタが直接差し込まれるという実に巧妙な作りとなっています。(フロッピードライブマウンタの下側にハードディスクがセットされています。)


Quadra700 パーツ

G3DT オープン

G3DT も内部へのアクセスは悪くありませんが、随分と大袈裟な構造で、シャーシーが重量の多くを占めているような印象を受けます。本体はこちらの方が一回り大きいものの、ロジックボードは逆に半分近いサイズにまで小さくなっている点が技術の進歩を感じさせます。


内部比較

いよいよ移植のための加工に取りかかります。今回のオペにあたっては、ドナーとなる G3DT からは必要最小限のパーツを外すにとどめ、パーツが手に入ればまた元に戻せるようにする事を前提にしています。無駄な殺生はいけません。

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